人を動かす方程式
人を動かすと言ってもカーネギーではない
あれはあれでいい本だと思うので,
読んで損はないと思う。
今回はそれじゃなくて、人を動かす方法を理論的に説明しようと思う。
目次
１、人を動かす方程式
人を動かすには方程式が使える場合がある。
もちろんすべてではないが。
人を動かすには
信用 × 感情 × 理論
この三要素が重要になる。１つづ解説すると
信用
声をかけた人間の信頼関係で変わる。親しかったり、信用が高ければ説得しやすいだろう。
逆に嫌いな人間からの頼みごとなら聞きたくもないだろう。
感情
相手の感情。それをやりたいかどうか。乗り気かどうか。
相手がやりたくない事を頼んでも成功率は低く、相手が乗り気なことなら成功率は上がる。
動かすには相手の感情に訴える事。
理論
それが理論的に正しいか、損か得かどうか、現実的にできるかどうか。
以上3つである。
例えば好きな人からお願い事をされたとする。
「ごめん、悪いんだけど今やってる仕事が多すぎて、よかったら手伝ってくれると助かるんだけどなあ。今度ランチおごるから！」
と。あなたはどう思っただろう？
信頼的は好意がある人間からのお願いなので普通は断らないだろう。
理論という点では「手伝ったら今度ランチデートに行ける！得じゃん！」と思うし
感情的には「好意を持ってる人を助けたい」と思う。
じゃあこれが嫌いな人間からの頼み事だったらどうだろう？
信頼という点で嫌いな人間からの頼み事なので聞きたくない。
というか始まった時点で否定感を感じる
理論的には「おごりなら得になるかも、でもこいつと食事なんてたのしくない」と考える。
感情的には「お前なんて助けたくないわ」となる。
同じことを言っても人によってこの様に違うのだ。
では次は、「親しい人間から休みの日に、引越しの手伝いを頼まれた時」どう思うか？
まあ頼んできたのが親しい人なので大体の事は頼まれれば断らないと思う。
確かに引っ越しは力仕事になるから少し嫌だけど、まあ時間も合うなら断らないだろう。
今度は「嫌いな人間から休みの日に、引越しの手伝いを頼まれた時」どう思うか
まあ行きたくないと思う。
まず嫌いな人間からの頼みごとなんて聞きたくないし、わざわざ疲れることなんてしたくない。
やったところで何の得もないので行こうなんて思わない。
基本的にはどの部分が抜けていても人を動かす事はできない。
ただ、どこか一部分が強いと、どこか抜けていても動かす事は出来る
やらなきゃクビになるとか、好きすぎて信用も理論もないけど付き合いたいとか。
また、信頼がゼロなら理論や感情が10でも説得はでいないだろう。
おそらく3つのうち人間が優先するのは
感情＞信用＞＞＞＞理論
ではないだろうか。
２、異性に対して（付き合うため）の方程式
では今度は異性に対しての方程式を考えてみようと思う。
信用 × 恋愛感情 × 理論
信用
説得する人の人間としての信用。誠実さと言ってもいいかもしれない
裏切るような男とは付き合おうとは思わないだろう。
恋愛感情
簡単に言うと男としての魅力。健康かどうか、年齢、子孫が残せそうな魅力的な体してるかどうか。
抱かれたいかどうか。自信（雰囲気だけでもいい）にあふれているかどうか。
理論
この男と付き合ったら損か得かの理論。
金持ちや有名人がモテるのはここが強いから。
例えば口説いてきたのがＴＶに出てる有名人で金持ってそうな人。
じゃあ松本潤でいいや。
自分が女で松本潤に口説かれたらどう思うか。
信用
めっちゃＴＶで見た事ある人だ！
性的魅力
めっちゃイケメン！抱かれてもいい！
理論
金持ってるし有名人だし結婚したい！
とまあ、大体は落ちるだろう。
じゃあ口説いてきたのが松潤じゃなくてアンガールズだったらどうか
信用
ＴＶに出てる人だ。
性的魅力
めっちゃキモい。ほっそい！下段強キックしたら足折れそう！
理論
金は持ってるかもしれない。でも結婚したら周りからバカにされそう。
とまあ微妙だと思う。
じゃあ今の自分はどうなのかと？
３、その他の方程式
人を動かせる上司
信頼 自分を理解してくれてるから、その人の話は絶対だから、人望がある仕事が出来る人
感情 憧れの人、その人に認められたい
理論 理論的になっとくした話だから、自分の上司だから否定できない
雇いたい人間
信頼 雰囲気、仕事が出来る、有名人や知り合い、価値観が似てる
感情 仕事に対する熱意がある、将来的な希望。
理論 実力や結果がある
買いたい理由 商品
信頼 お得意様、名の通った会社
感情 どうしても欲しい物、カッコイイ物、かわいい物
理論 値段が安い、そこでしか売ってない、物流が速い、必要な物
買いたい理由 セールスマン
信頼 お得意様や名の通った会社の社員である、人間性
感情 ステキなもの。このセールスマンがそこまで言うなら興味がある
理論 値段が安い、そこでしか売ってない、必要な物
こんな感じだろう。
次回は信用を作る方法を解説する。
参考元
アリストテレス 弁論術
