子孫たちよ、聞いてくれ

人生の攻略本を作りたい

終戦記念日なので、なぜ国家(共同体)に所属するか考えてみる

我々人間は家族や企業、地域、国家などに属している。

なぜ所属する必要があるのか、皆は考えたことがあるだろうか。

人は本来自由が好きで、そのためにはどの組織にも所属ししない方が楽だと思うのだけど、皆はどうだろうか。

 

結論から言うと、個人ではどうにもならないから共同体って大切だよねって話。

 

今回は共同体の重要性を考えてみようと思う。 

 

目次

  

 

1,人は家族や共同体に所属しないと生きられない

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人は最初に家族に所属する

生まれた瞬間に母親と父親がいる。

愛情を与えられて育った人間、そうでない人間、色々いるだろう。

たが大半は両親に育てられえて自立できる人間になる。

もし子供の時に一人ですべてこなそうとしたらどうだろうか?

子供に金を稼ぐすべなどない。知恵もない。

食べるだけでなく病気になるかもしれない。一人で病気に対処できるのか?誰が介抱してくれる?

おそらくこの子供は誰の手も借りなければ死ぬだろう。

 

本来そういう時は家族を頼ればいい。そのための家族なのだから。

つまりは人は一人では生きられない。

 

なんだかんだ言ってすごく大切な最小の共同体、それが家族だ。

 

2,地域や国家に所属する意味

 

国家に所属する者の義務

今度は国家という組織に所属する意味について考えてみる

国家に所属する事は非常に自由を奪われるものである。

国の中ではそれぞれの法律があり守らねばならないし、税金も納めないといけない。

選挙に行って政府を構成する議員を選ばなければならない。

我々国民の自由ばかり奪って国家とは国民を縛り付ける非常にばかげている装置にも見える。

 

国家がなければできない事

国家や地域共同体がなければできないこともある。

例えば安全を共有するという面では外交や治安維持、災害の互助

もし大地震などの災害が起きて自分の住んでいる家や地域なくなったら、助けてくれるのは誰だろうか。それは地域の消防隊や軍隊もしくはそれ以外の国民同士である。

外国はどうか?ただで助けてくれるのか?ただより高いものはない。

外国はもしかしたら侵略をしてくる可能性すらある。

外敵から身を守るために国家の外交は、その国家と国家の代表が交渉をしたり、また外敵からの武力から守るため国防軍を持っている。

このような防衛を含む外交は個人ではできない。

 

それから経済やインフラ整備。

道路や鉄道、港湾施設などの交通インフラ、これは個人には作ることはできない。

鉄道や道路がなければ食料や燃料、作った製品を運ぶこともできないし人の移動もできない。港湾施設もなければ海外からの輸入も輸出もできない。

もしスーパーから買うものが無くなったらどうなるだろうか。

災害時の買いだめパニックのように食べ物がなくなる可能性があるだろう。

 

民営化しているが、水道や電気などもインフラだ。

水道がなければ食事も作れないしエネルギー(電気や石油)がなければ何もできなくなる。

もしエネルギーが無くなれば暮らすことはできないし仕事もできないし、車も動かない。

防衛のための航空機も艦船も、戦車も動かなくなる。

 

逆に言えば他国を滅ぼすためにインフラの破壊(戦略爆撃)やエネルギーなどの禁輸制裁は効果があるのだ。

 

3,国境を壊すとどうなるか

国境を壊すとどうなるのか。EUの例でたとえよう。

人々の移動制限をなくし行きたいところに行き住みたいところに住める。

仕事も好きな国からとればいい。

貨幣も中央銀行も国ごとにではなくEUで一つにする。

 

さて、このように国境をなくした結果EUはどうなったか。

ドイツのような物価の高い所、社会保障の高い北欧などの、もともと住みやすい国に移民が増え、治安はぐっと下がり、北欧ではパトカーは2台1組でパトロールしないと襲われるような社会になるった。

EUは価値観が違う者同士が集まった失敗した共同体である。

価値観も言語も違う人たちと暮らすという事は平時ですら余計な労力を使わされ、

有事の際にはlootingといって店を襲撃して回るものが出たり価値観の違いから国家が分裂したり最悪なことになるだろう。

 

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たとえるなら生態系の崩れた湖のようになり、無秩序な世紀末世界になる。

気が付いたら、今持ってる価値観を全部ぶっ壊されてしまう可能性もある。

何らかの理由で突然明日から話す言葉は日本語ではなく北京語で」「米じゃなくてパンを食え」「玄関では靴脱がずに家に上がる」とかになったら俺は生きられないかもしれない。

死ななくとも非常に違和感を感じる気持ちの悪い生活を送ることになる(現実に人類は文化の破壊はやってきた)

それでも

グローバル化は素晴らしい!って言ってるやつは「治安をぶっ壊したい、文化や習慣をぶっ壊したい」と思ってるやばいやつだと思う

 

 

4,帰属意識の重要性

同じ言語や文化、価値観などの固有のものを共有するのは国家や家族などの共同体として非常に重要である。

同じ価値観を持っているのだから一つ団結できるのだ。

様々な意見があるのは、それはそれで重要ではあるが基本的な価値観が同じでなければ、議会制民主主義成り立たない。

様々な価値観がありすぎると、バルカン半島やアフリカ諸国のようにくっついたり分裂したりするようになる。それって本当にいいのか?住みにくいように私は思うが。

 

もしも人が国家に所属せずに保障をしあう共同体に入らなければ、人は野生の動物と同じで売られるか、食われるかするだろう。

どことは言わないが、現実に今だにそんな事をしてる国がある。どことは言わないが。

我々は知らず知らずにお互いに守り合っているのだ。人権は国家の後ろ盾抜きでは成立しない。

少しずれるが人が自殺する時、経済難やら健康の問題で自殺する人が多いらしいのだけど、もし家族や地域などの帰属意識があれば、思いとどまると思う。

ひとは「誰にも必要とされていない」「どこにも帰属していない(居場所がない)」と思うと命を絶ってしまうのだろう。

 

5,まとめ

個人ではどうにもならない事、助け合わないと人は簡単に死んでしまう。

我々は国家という家を共有する家族である

福沢諭吉風に言えば 「一身独立し、一国独立す」

「自分たちの事は自分たちで考えないといないよね」って話でした

 

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皆さまも自分の安全や自分のお金のために社会に目を向け考えてはどうでしょうか?